株式会社往来庵 代表取締役
菊地 克仁 様
組織発酵学の講演にご参加頂き、講演終了後に感想を伺いしました。
社内研修、法人の中での企業研修、組織研修の主体になっていく
組織発酵学の特徴の中で、人材の育成は70、20、10の法則があるというお話がありました。
- 従来からやっているような研修でやっていくと効果は10しかない。
- それに対して様々なフィードバックなどを行っても効果は20である。
- その代わり仕事や経験から直接学ぶとなると、効果は70ある
といった内容です。
これらを考慮した社内研修、法人の中での企業研修、組織研修の主体になっていくのであろうとつくづく感じました。
そのため、従来通りがいかに力不足であるかというお話をうかがうことができて良かったなと思いました。
それから日本酒を作る、工程の話の中で、
- 最初に全く違う菌が培養され
- それが土壌を酸性に変え
- 乳酸菌が活動を始め
- ある程度活動したところで今度は麹菌が活動を始め
- その前にあった2つの菌はそれぞれ死に絶えていく
この様な形で次のものに伝播されていく話がありました。
これは組織の中でも同じことだと思います。
みんな得意な分野があると思いますが、それを生かしたらその次の人へと段を追っていけば良いことで、最初の人が最後までやるという考えは必要はないという考え方もあるのではないかと思いました。
それが、その人の個性を生かす、あるいは得意な分野を生かすという考え方に共通していることです。
そして、このような内容を実際のプロジェクトチームを作りながら実地として練習を兼ねてやっていけたら、非常に有効な方法に発酵するだろうなと感じました。
こちらの会社がやっています、いろんな活動がありますが、従来通りの問題解決型の人材育成をするということは、これまで通りされるということで安心しましたが、それ以外に今話題になった組織発酵学で自立型の人間を作るということが非常に刺激的で面白かったです。
まだまだ世の中で組織発酵学のような内容は実施されていないと思います。
これが成功する暁には、いろんな組織、これは企業に限らずお役所もそうだと思いますが、これは活用したいなと思う感覚が生まれるのではないかなと思いました。
また、それ以外に専門職(いわゆる専門家)のネットワークをつくるような、改変隊というような組織を作ることも構想に入れているそうなのですが、これも非常に面白いものになると思いますし、活性化させるための1つの起爆剤になるような組織になるのではないかという気がしたので、非常に期待するところが大であると感じました。